海外赴任の準備の1つとして、変圧器の購入があります。
海外旅行は何度か行ったことのある私ですが、海外赴任になるまで、変圧器がどんな役割なのか漠然としか分かっていませんでした。
この記事では、変圧器の役割、どんな点を気をつけて買えば良いかを書きたいと思います。そして私が購入した変圧器をご紹介します。
変圧器の役割
日本の家電を海外に持っていって使用するには、変圧器が必要になります。
マレーシアは220V 50Hzです。日本は電圧が100Vなので電圧が異なります。
100−240V対応のものはマレーシアで使えます。家電の電源に書かれているのを確認すると、パソコンやスマホ、プリンターなどは大抵100−240Vと書かれています。対応されていないもの(100Vと書かれているもの)は、マレーシアで使用すると電化製品が破損してしまいます。


そのため、変圧器が必要になります。220から100に電圧を変える(降圧、ダウントランス)する変圧器が必要になるのです。
まずは海外に持っていく家電を決め、すべての電圧を確認
家電リストを作り、すべての電圧を確認しました。
パソコン、スマホ、プリンターは100−240V対応でした。アイロン、掃除機、炊飯器、電子レンジ、ドライヤー、ミシンは100Vです。
変圧器の種類
Amazonで変圧器を探すと、ワット数(消費電力)が違う数種類が出てきました。
あるメーカーの変圧器は、
200W、500W、1000W、1500W、2000W、3000W
と種類があります。
そして、製品の注意として、こう書かれています。
モーターを使用しない電化製品の場合は定格容量の80%を目安に使用
モーターを使用する電化製品の場合は定格容量の30%を目安に使用
電化製品の消費電力(W(ワット)数)によって、変圧器を選ぶ必要があります。
そのため各製品のワット数を調べる必要があります。

たとえば、炊飯器は1000〜1600Wで、モーターも使いますので、3000W以上の変圧器を選ぶ必要があります。
ワット数の大きい変圧器はかなりサイズが大きくなります。場所も取りますし、値段も高いです。私の場合、10年近く使っていた炊飯器だったので、炊飯器は現地調達しました。
ワット数が大きいドライヤーや電子レンジ、アイロンも現地調達にしましたよ。
また、変圧器には、アップトランス(昇圧専用)とダウントランス(降圧専用)、昇圧も降圧もできるタイプがあります。その点は気をつける必要があります。日本から持って行く家電を使うにはダウントランス(降圧)ができるタイプになります。
私の場合、念のため昇圧も降圧もできるタイプを選びました。マレーシアで購入した家電を日本でも使用できるため、帰国後に使用できると思ったからです。
購入した変圧器はこちら。3000Wで電気圧力鍋を使いましたが問題ありませんでした。
電源コンセントの形状も注意
日本の家電を使う際、コンセントの形状についても注意が必要です。
マレーシアはBFタイプが一般的です。そのため、BFタイプの変換プラグも準備してくださいね。

まとめ
日本の家電をマレーシアで使うなら、ダウントランス(降圧)の変圧器は必要です。
持っていく家電の、電圧と消費電力(ワット数)を確認し、変圧器の種類を選んで下さいね。
ワット数が大きい家電は現地調達も検討が必要です。
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